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緑の楽園 7話

<緑の楽園 7話>
 




 結界は緑の方の部屋と繋がってた為、瞬間移動で自分の寝室に飛んだのだ。
 熱い吐息を繰り返し苦しそうに頭を振るルリジオンをゆっくり寝台に寝かせた緑の方は自分もそのまま上がる。
「私の知らないところで何をしていたか、教えてもらおうか」
 今までこんなに冷たい声音の緑の方の声を聞いた者がいただろうか。
 ルリジオンの制服のボタンを性急に開くと、先日幾人もの人間に付けられた痕が現れる。それを見た瞬間、緑の方は体内に集めた元素を壁に向かって投げつけた。
 怒りが溢れた行動。だが、自分で張った結界の方が強い為、元素は結界に吸収され、何事もなかったかのように寝室は穏やかな空気が流れている。しかし、寝台の上の緑の方は乱暴な手つきでルリジオンから制服を剥ぎ取っていく。理性を無くしても意識はあるルリジオンは、また蹂躙されるのかと涙を流しながらも欲しがる体を止められず自分に覆い被さる者を引き寄せようと手を伸ばす。
「……男を誘う仕草が慣れているね」
 その手を苛立ったように払った緑の方は、全裸になったルリジオンの太腿を開くとそこに美しい右手を差し込み狭間に人差し指を差し込んだ。
「ぁっ…」
 すると抵抗なく受け入れるだけではなく腰を揺らす。まるで「もっと」とでもいうような動きに舌打ちした緑の方は、腰を折って目の前に狭間を開くと見下ろした。幾度も受け入れたのだ。まだ少し腫れている。その様に緑の方は自分を落ち着かせるように一度息を吐くとルリジオンになにが起きたのか知る為に質問を口にした。
「いつから、だ? いつから…男に抱かれている?」
 抱かれている? と問われ一瞬、泣きそうに歪んだ顔。しかし、すぐに快感を欲しがり理性が薄れ、この問に答えねば欲しいものは与えられないと口を開く。
 その相手に絶対に知られたくないということすら頭から消えていた。
「い、一年前…」
「っ…一年前だと?」
 最後に会ったのが半年前とはいえ、気づかなかった緑の方は、何故だと眉を寄せる。
 今もそうだが、違う元素をまったく感じないのだ。
 風の元素しかしないルリジオンに何かの陰謀を感じた緑の方は乱れる感情を抑え込み問いかける。
「ルリジオン、何故そうなったか話せるか?」
「あ、婀娜花が」
「婀娜花? …婀娜花を嗅がされたのか?」
 ルリジオンが口にした花に緑の方の表情が心配したものになる。中毒性の高い花だ。精神が狂う者もいる。そんな緑の方にルリジオンは首を横に振ると驚愕の言葉を口にした。
「俺の中に…咲いてる」
「な…んだと?」
 婀娜花が咲いている? そんな馬鹿な! と白い胸を触るがまったく分からない。だが、熱い吐息を漏らしながらも肌が冷たいことに気づいた緑の方は膝に抱き上げ両腕で抱き込む。
 温かさにほっとしたように漏らした吐息だけが熱い。内側は婀娜花によって熱がこもっていても、体内に根を張った生物はルリジオンから熱を奪っているのだ、と察した緑の方は細い肩をさすってやりながら何故歪みが外に出ていないのか――おそらく想像通りの答えを聞く為に問いかけた。
「……封印は、風の近衛隊長か?」
「う、ん。トルナード様がしてくれてる」
「……そういうことか…」
 答えを聞いた緑の方は苦々しく呟く。
 その苦い音にビクリとしながら、ルリジオンは苦しさから涙を浮かべ辛い現状を訴える。
「リュミ様…熱い…よ、なんでこんな風になるの? 俺が悪い子だから?」
 それは幼い頃。瘴気に苦しめられた時と同じ言葉だった。
 酒と婀娜花の香りで酔いが酷いのか。それとも、幼い頃、辛い時には抱いてくれた腕に抱かれているからか。意識が子供返りしているようだ。
 長衣の胸元に弱々しくしがみつくルリジオンを見下ろした緑の方は目を細めると、瞼にそっと口づけ昔何度も与えた言葉を向ける。
「お前は悪い子じゃないよ。良い子だから、だよ。悪い子が妬んでお前に悪さをしたんだよ」
「本当? …じゃあ、これ…無くなる?」
 太腿を擦り合わせることで熱く苦しい場所を伝えるルリジオンの額に手を当てた緑の方は手の平の緑の印を光らせる。
 緑の印は意識を操る事が出来、頭の中も見れるが、相手の側にいかねばならない為、敵に使うのは危険だ。しかし、この時間を記憶させないことは出来る。
 ルリジオンに自分が与える快感を記憶させないようにした緑の方だったが、純粋なる元素で結界を張る緑の方の体内に歪んだ元素を入れるわけにはいかない為、触れるだけしか出来ない。
 頭を撫でて熱い息を繰り返す唇に触れるだけの口づけをした緑の方にルリジオンは舌を伸ばす。だが、さまざまな純粋ではない元素が混ざってしまった可能性がある今のルリジオンからは唾液すら拒まねばならなかった。
 伸ばす舌を指先で愛撫する緑の方の眼差しは焦れている。
「……なんの為に手離したのか」
 常に穏やかな微笑みを浮かべる美貌には、欲と我慢が混ざり合う表情が浮かんでいる。
 指を舐めるルリジオンに荒くなる息を大きく吐き出すと、理性をかき集め太腿の上でうつ伏せにさせ、腹の下に手を差し込むと先走りが溢れる性器をそっと右手で包みながら左手で白い尻を開く。
 先日蹂躙されたばかりのそこは赤く腫れており、緑の方の視線が剣呑な色を帯びるが触れる指先は気遣うように優しく、そっと差し込まれた。
 中は熱く緑の方の指を待っていたとばかりに絡み付く。太腿に頬を擦り付けながら緑の方の長衣を掴み漏れそうな声を堪えるルリジオンの横顔を見下ろしながら中をかき混ぜ、性器を擦り上げる。
「っ、んっ―っ」
 簡単に一度達したルリジオンの性器から手を離した緑の方は出された白濁を後孔に垂らし指を増やす。
「ま、待って―っまだっ」
 達したばかりで敏感になっている中を増やした長い指でルリジオンの腰が跳ねる場所を探し出すとそこを遠慮なく攻める。
「やだっ、待ってっ」
 強い刺激に長衣を掴む手に更に力が入った為にそれが開くと白いが筋肉質な太腿が現れる。無意識に長衣をかき分け太腿の先にある緑の方の性器に手を伸ばしたルリジオンは、すでに硬くなっていたそれを両手で掴むと口に含もうとした。
「駄目だ」
 しかし、寄せようとした顔を横からすくい上げられ拒まれたルリジオンは、嫌々と首を振る。
「これ、入れて、なんでもするから、入れてっ」
 振り向き訴えるルリジオンは中をかき回してもらうことしか考えられなくなっている。
 子供の頃の不安そうな顔でもなく。
 懐いてから見せてくれた、はにかみながらの笑顔でもなく。
 感情を出すようになってからの満面の笑みでもなく。
 離れてから見せるようになった大人びた表情でもない。
 それは、男を欲しがる欲に支配された顔。
「……よくもここまで壊してくれたな」
 忌々しい口調で見下ろしながら、ルリジオンの口元に白濁が付いたままの指を近づける。
「今は入れてやれない。これで我慢しておいで」
 身を屈めて顔を近づけ言い聞かせる緑の方に、子供じみた拗ねた表情を向けながらも、長い指に舌を伸ばす。熱い口内を感じ緑の方は指先で後孔同様、上顎や舌を愛撫する。
 淫魔のように男を欲しがるルリジオンにした相手に腹がたっていたが、ルリジオン自身は愛しい子だ。
 次第に剣呑だった眼差しは熱くなり、だらしなく唾液を漏らす顔すら愛しいと見つめる自らの欲も高まる。
 その感情のまま、ルリジオンを仰向け太腿の間に体を置くと、視線を流し机にあった硝子の文鎮を空気の力で引き寄せる。掌に乗るそれは、太さ長さともに良い大きさだ。目を細め手に握りしばらく温めるとルリジオンの右の太腿を肩にかけ後孔にそっと含ませると中を攻める。
「あっ――」
 少し凹凸がある文鎮は中を刺激するのか、ルリジオンの甘い息が漏れる。
 その顔を見つめながら快感を高めてやる。
 快感に支配され理性が無くなっている瞳を向けてくるルリジオンに目を細めると口から指を抜き、唾液に触れぬよう端に口づけた後、額にも口づけた緑の方。それを受けると嬉しそうに笑んだルリジオンは、今では声に出せない言葉を口にする。
「リュミ様、大好き」
 その言葉を口にしたことで熱が更に高まったのか、そのまま小刻みに震えながら達したルリジオンを息を詰めて見つめた緑の方は、ぐったりした体から異物を抜き寝かせてやると、意識を封じる為に額に手を当てる。
 そのままルリジオンの中の熱を探ると確かに強い熱が体内にある。それに比べいまだ冷たい肌。緑の方は汗もかかず乱れたルリジオンの肌を汚す白濁を空気で洗浄すると服を直してやる。その頃には意識が深い眠りに入った。緑の方は立てた右膝の上に頬杖をつきルリジオンの寝顔を見つめる。
「……寝顔を見るのは一年ぶりか」
 体勢を変え、自らも横になると細い金糸を梳きながら成長した養い子を確かめる。
 透けるような白い肌。絹のような金髪。閉じられている瞼の下の美しい翠の宝石のような瞳に見つめられ血迷う者が出るかも知れないという懸念はあった。しかし、ルリジオンを傷つける『魔物つき』という渾名が逆に守ってくれると思っていたのだ。
 それが、自分が想像もしなかった陰謀で大切な存在を狂わされたと知り、緑の方は怒りを鎮める為に愛し子を見つめ続ける。
「お前を利用されない為に手離したことが裏目に出たのか…」
 まだどこか苦しそうに眉を寄せるルリジオンの眉間に唇を寄せた緑の方は、そっと腕を回して抱き込む。
「お前をあれ以上、運命に翻弄させない為に選んだ選択は間違いだったのか…」
 長い……長い寿命の緑の方に、初めて使命以外で守りたいと思わせたのがルリジオンだ。
 自分の元に来ることになった事件の真実を知った時に、傷つけたくない心を傷つけてまで守ろうとした存在。しかし、その事件の元凶の歪みを甘く見ていた、と自分に舌打ちをするが、敷布を触っていたルリジオンの手が緑の方の手を探し握った瞬間の顔を見ると決意を強くする。
 ルリジオンは、この手だけが頼りだと強く握りしめている。その顔は必死さを感じる。緑の方は上から左手で包んでやると耳元で優しく囁く。
「大丈夫だから、安心しておいで」
 その言葉にルリジオンの表情が柔らかくなると安堵しきったように眠りに入った。
 いや、眠った筈のルリジオンだが、緑の方の手の感触が脳裏の深層にある幼い頃の記憶を呼び起こしたのか、この手を初めて握った日の記憶と微睡みの狭間をさ迷い始めた。

 ◇◇◇


「次期近衛隊長が魔物付きになっただと!?」
「歴代の風の一族の中でもこれほど純粋な元素を宿した者はいなかったというのに」
「だからこそ、長の長子であるトルナードではなくルリジオンを次期近衛隊長にと決めたものを」
「逆にこれほどの力がある者が魔物の瘴気を浴びたとなると……幽閉して管理するしかありませんな」
 小さなルリジオンを真ん中に、大人達が好き勝手に話している。
 自分のことを話されているのは分かるルリジオンだが、身にまとわりつく瘴気が気持ち悪くて先ほどから頭を激しく振っていた。一体自分に何が起きたのか、五歳のルリジオンにはよく分かっていない。ルリジオンはただ、風の元素を使って空を飛ぶ訓練を従兄弟のトルナードとしていただけだ。それが普段より少し遠いなと思ったら急に下から嫌な気配がしたから逃げたのに……逃げたのに……。
(なんでぼく、にげられなかったんだっけ?)
 思い出していたルリジオンは、その時の記憶が曖昧で首を傾げる。トルナードに甘いお菓子をもらってご機嫌で空を飛んでいた。だが、気がついたら足に草が絡み付いて泥の中に引きずりこまれた。
(あのとき、つかんだ手……トルナードさまの手より小さかったような気がするけど……たすけてくれたのはトルナードさまだから、トルナードさまの手だよね)
 ルリジオンは空中飛行中、魔族に遭遇し元素に反応した魔族に捕らわれそうになった。すぐに側を飛行していたトルナードが倒し、魔族の瘴気が集まったような泥の中のルリジオンを助けたが、少量だが口から瘴気が体内に入ってしまったのだ。
 ルリジオンは次期風の近衛隊長に生まれた瞬間に決まる程の元素の持ち主。その者が魔族の瘴気を浴びただけでも大問題だが、緑の城の広間に集まった大臣や力ある地位に就いている者達が騒ぎ立てるにはもう一つ理由があった。
 魔族がこの国の結界内に入ったなど一大事、とトルナードが緑の城に向かおうとした時、土の近衛隊長が身をひるがえす姿を見たという報告。
 全ての近衛隊長に召集があったにもかかわらず来城せず、行方が分からなくなっている。その現状から土の近衛隊長が魔族を引き入れたのではないか、と広間では様々な憶測が飛び交っている。
 そんな大人達の真ん中の台に、魔族に操られ力を暴走させないよう小さな檻に入れられたルリジオンは視線をさ迷わせる。
 大叔父である風の近衛隊長は、自分の身内から魔族付きが出た醜聞に顔をしかめルリジオンから目を背けている。隣のトルナードは視線を落とし感情を見せない。水の近衛隊長は、病をおしての出席の為、顔色は悪いがルリジオンを痛ましそうに見ている。
 火の近衛隊長は現在席に居ない。先程まで、土の近衛隊長の無実を声高に叫んでいたが、まだ十五歳という若さから大臣達に「無実ならば、本人を連れてきなさい」と一蹴されテーブルを叩くと出ていった。
 ルリジオンは風と水の近衛隊長の力で膜が張られた檻の中で、誰も助けてくれないんだ、と小さな体を丸めていた。そんなルリジオンの視界がふと明るくなった気がして視線を上げる。そこには、一段高い場所から見ていた金と銀の髪を持つ、この国の守護者――緑の方がこちらに歩み寄ってくる姿があった。
「緑の方! 危険です!」
「貴方に瘴気が入ったらどうするのです!」
 ルリジオンに近寄ろうとした緑の方を周囲は止めるが、穏やかな表情をその者達に向けると、どこか儚くすら感じる見た目を裏切る強い口調でルリジオンの今後を決めた。
「この子は私が預かり、瘴気を消滅させよう」
「な!?」
 緑の方の言葉に今まで以上に広間が騒がしくなる。それを片手で制した緑の方は、そうする理由を口にする。
「ルリジオンは私が次期近衛隊長にと生をうけた時に定めた者。……確かに瘴気を浴び、その元素は歪みを見せており、残念だが近衛隊長は任せることは出来なくなった」
 緑の方が断言したことで、では次期風の近衛隊長はトルナードだな、とルリジオンの存在を無視した会話がされ始める。それをもう一度制した緑の方は、ルリジオンの重要性を諭す。
「確かにルリジオンは近衛隊長の資格は無くなったが、その元素の濃さはこの国の気脈に影響を与えるほどだ。これ以上の歪みを与えるわけにはいかない。それには私が浄化をするしかあるまい」
「……しかし…緑の方の手を煩わすくらいなら、いっそ」
 その存在を処分しては、と音にはしないが、広間にその空気が広がる。
「言ったであろう、気脈が乱れると。私の結界が崩れる可能性もある。その隙に魔族が入り込むかもしれない」
「そ、そんなに強いのですか?」
 まさかそこまでルリジオンの元素が強いと思っていなかった大臣達が目を見張る。緑の方は深く頷くと更に衝撃の言葉を口にする。
「……もし、ルリジオンが何事もなく大人になり、私の器が緑の方としての限界に達した時には後を継がせてもよいと思えた程に、な」
 その言葉に息を呑む音があちらこちらから響く。
 緑の方は元は人間だ。その時代、一番元素の純度が高い者がその任に就く。そして四大元素の力から肉体は成長を止め、人間よりも三倍は長い年月を生きる。今の緑の方は水の一族の出身だが、四大元素を長い間体内に入れた為、四つの一族の特徴が表れている。
 現在、生きている者で緑の方の代替わりを知る者はいない。そして、緑の方が代替わりするという認識が欠如していたことに今更ながらに気づいた大臣達は蒼白になる。
「ルリジオンがそうなってしまった後、緑の方の後継者は…」
 近衛隊長は他の隊長の力が強ければなんとか均衡を保てる。しかし、緑の方を受け継ぐとなれば、簡単には後釜が見つかるわけがない、とその場にいた者が不安になる。
「……私の体に限界が来れば自ずと見つかると思いたいが……。ルリジオン以外に見つかるとは今は言えない。……とにかく、この子の元素を歪ませたままにはしておけない」
 黙りこんでしまった大臣達の脇を抜けルリジオンの元まで歩み寄った緑の方は怯えた眼差しで見上げるルリジオンを無表情に見下ろすと手を伸ばす。
 風と水の膜は緑の方の前では無力だ。抵抗なく檻を開けると両手を脇に差し込み外に出すと腕に抱き上げた。
 無言のまま見つめる一同を見回した緑の方はそのまま広間を後にしようと足を動かす。ルリジオンは緑の方に触れた瞬間、先ほどまでまとわり付いていた気持ち悪さが消え、安堵したのかぐったりとして意識を手放す。
 五歳という幼い子供にこの状況がどれほど恐怖だったかが分かる。そんなルリジオンを冷静に見下ろす緑の方は、あまりの長寿に感情が欠乏しているところがある。その為、特に感情を揺らさずルリジオンから目を上げると、冷静に集まった一同に指示を与える。
「ルリジオンについては緑の城にいれば魔族の影響はないだろう。しかし、今回の魔族侵入は私の結界が破られていないという理由だけで、侵入場所の土の近衛隊長を犯人にしたて上げ終結はしないよう、きちんと調査するように」
 それだけ言うと広間を後にした。
 しかし、この件は結局土の近衛隊長が魔族を引き入れたという半信半疑な情報が広がり、それが事実として報告書に書かれたのだった。
 そのせいで、土の近衛隊長と同窓生だった火の近衛隊長は最低限の元素提供と公式行事以外は緑の城に近寄らなくなった。その上、土の近衛隊長の後継者であるミラリヤールの力が解放されず、そこから長い期間、緑の方は少ない元素で結界を張ることになった。
 それでも――
「……消えるなら、それもまた運命」
 ルリジオンを抱き廊下を歩く緑の方は静かに呟く。
 消えるのが、ルリジオンなのか、己なのか……結界を無くした緑の国なのかは、その呟きからは読み取れなかった。


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