祈りの花 10

<祈りの花 10>
 ――三日後の昼。
「今夜ですね。出来れば、先見様の言葉が外れてくれるといいわね」
 この三日、食事を運んでくれていたファラハが、昼食を手にし部屋に来る。
 出来れば共に長い年月過ごした仲間から裏切り者など出てほしくない、という憂いの表情を浮かべている。
「……そう、ですね」
 ユメールは小さく呟くと、ファラハが運んできた食事に手をつけようとした。その時、手が滑り器を落としてしまう。
「す、すいません」
 中身全てがこぼれていまい、慌てて立ち上がろうとしたユメールをファラハは手で制する。
「大丈夫ですよ、それよりお身体には掛かりませんでした?」
 お盆に乗せてあった布巾で床を拭きながらユメールに視線を流す。幸い服に少し飛び散った程度だった為、安堵し「今、代わりをお持ちしますので、お二人は先に召し上がっていてください」と言い空いた器を持ち部屋を出た。
 ファラハが部屋を出てしばらくするとセンカが立ち上がり、足音を立てずに扉に近寄りそっと外を窺う。その間にユーシスが旅の袋からいくつかの液体を出し順番に自分達の器に垂らす。
 すると三番目に垂らした液体に反応し、色が青く変わる。その反応は――毒。ユメールの器からこぼれた食事は黄色く変わる。こちらは眠り薬だった。
「……やはりか」
 色が変わった中身を見てユーシスは低く呟くと雨戸が上がっている開口部に近づき外に中身を捨てた。外の風を受けてユメールは視線を向ける。その表情を見てユーシスは細く息を吐く。
「……気に病むな、選んだのはあの女だ」
 戻ったユーシスは苦し気な表情を浮かべるユメールをなぐさめる。
 そう――ユメールが見た裏切り者はファラハだった。
 だが、ユメールが見たのはファラハの前で嘘の先見をすることと、ファラハが毒を【昼食】に入れる為に用意していた場面まで。あの場で話した『先見』自体、本当のことかすら分からない。ただ、自分が語っていた光景を『見た』だけだ。
 しかし、この先の未来は定まっていなかった。
 だから、賭けたのだ。
 あの話を聞き、裏切ることを止めることを。
 しかし、ユーシス達の器に入れた毒が、ファラハの考えが変わらなかったことを教えていた。
「裏切れば死あるのみ、という先見を聞いても、おそらく我々を出し抜ければ未来が変わると思ったんだろう」
 『先見』が見た定まった未来はどんなことがあっても変わらない。蒼の一族を手にした王達は定まった未来を利用し、その先を自分に有利に動かしてきたのだ。
 そして、簡単に未来が変わらないから、過去の王達は力の強い蒼の一族を欲しがったのだ。……変わらない未来を変えることが出来る力を持つ先見を。
 ユーシスは冷淡な表情で器を床に置くと、ファラハが裏切った場合の計画を進める。
「では、計画通り、このままユメールを攫わせる」
 この先は未来が分からない。もしファラハが裏切った場合、女であるファラハ一人でユメールを攫えるわけがない為、必ず仲間がいる筈だ。その人間をあぶり出してラパスに差し出す。ラパス達に仲間になってもらう為の材料にしたい事もあるが、裏切り者が王の元に行った場合、必ずこの場所を吐かされる。それはなんとしても阻止しなければならない。それにはユメールが囮になり仲間をあぶり出すのが一番確実だろうというのが、センカとユメールがユーシスの元に向かう前に打ち合わせをした計画だった。
 最初は心配し反対したセンカだったが「皇子に会う未来に変わりはないです」というユメールの言葉を聞き、攫われるという無茶な計画を受け入れたのだ。
 しかし部屋に戻り、説明を聞いたユーシスは眉を寄せた。
 その表情に勝手に計画を立てたことがまずかったのか、とユメールは慌てる。
「す、すいません」
「ユメールは悪くないです。危険な事を分かってて止めなかった俺が悪いんです」
 床に敷かれた絨毯に座っていた二人は、正面のユーシスに、出しゃばってすいません、と小さくなる。
 二人の様子に細く息を吐いたユーシスは「怒ってはいない」と口にし、静かに問いかけた。
「攫われて危害は加えられないか?」
 反対しきれないのは、やはりユーシスも裏切り者をあぶり出すには、それが確実だと思ってはいたからだ。しかし、問う声音は感情を抑えてはいるが、かなり心配そうな色があり、センカは僅かに目を見張る。
 ユーシスと出会ってから七年程だが、感情を揺らすことはあまり見たことがなかったからだ。仲間を大切に思っていることは分かるし、仲間が死んだ時はもちろん悲しみ、王に対しての怒りは隠さない。しかし、王を倒す為に仲間が危険な場所に向かうような時には感情を殺し、その胸中を見せたことはなかった。
 唯一、感情を見せて守る人間が居るとすれば、それは皇子であるカダルだ。
 カダルが危険な場所に行こうとすれば嫌われるようなきつい言葉を向けてでも止める。だが、それは自分を案じてのことだとカダルも知る為、最後にはユーシスの言葉に従う。
 ユーシスがカダルには傷一つつけないようにしていることは周知のことだ。
 そのカダルに向ける心配と同等の……しかし、どこか種類の違う心配をユメールに向けているように見えたセンカは、先見とはそこまで大事な存在なんだ、と改めて蒼の一族の力に感嘆した。
 しかし、ユーシスの心配は本当にセンカが持った考えのようなものなのか――。
 危険がないかを詳しく問う瞳はどこか苛立ちもある。
「分かりません」
 しかし、本当にそれ以上の未来は見れていないユメールは困ったように答える。
「ですが、大丈夫です。本当に皇子に会う未来は変わっていませんから」
 しばらくユメールを見つめたユーシスは、長く息を吐き出す。
「…………本当に……それは変わらないんだな?」
 長い沈黙の後、確かめた言葉に頷いたユメールを目を細めて見つめたユーシスは決断をする。
「では、ファラハが入れた液体を確かめた後、俺とセンカは飲んだふりをし、意識を無くす芝居をうつ。そんな俺達を見たファラハは動くだろう。ユメールはそのまま……攫われる。その後、ファラハに気づかれないよう後を追い、ユメールが隠される場所を確かめた後、ラパス殿を連れて裏切りの現場を見せる」
 ユメールは、「あ」と声を上げると計画に関わる事を口にする。
「あの……ラパス様には食事に手をつけないよう、先ほど手紙をお渡ししました」
「ラパス殿にも毒を盛るつもりなのか?」
 ユメールの行動を聞き、裏切り者の卑劣さにユーシスが目を見張る。ユメールを攫うだけではなく、今まで共に過ごして来た棟梁にまで、と。だが、裏切る人間とはそういうものだ、とすぐに冷静になる。
「では、俺は三日のうちにラパス殿と計画を詰めよう」
 強い声で口にしたユーシスに二人は神妙に頷いた。

 計画を話終えるとセンカは自分の部屋に戻る。
 二人きりになった部屋で、ユメールはそっとユーシスを窺い見る。それは、二人きりになった瞬間、ユーシスから感じたことがない、拒絶のような空気を感じたからだ。眠る支度をするユーシスの背中が話しかけるなと言っているような気がしたユメールは瞳を揺らす。
 やはり勝手なことをしてしまったことを怒っているのか……。
 それとも………ユーシスが誰かに触れるのが嫌だとか…二人きりで暮らしたいとか……大それたことを考えたことが伝わってしまい呆れられてしまったかと慌てる。
 ユーシスに嫌われたくない思いでいっぱいになったユメールは、機嫌を直してもらいたくて口を開く。
「あ、あのっ、ユーシス様に先に相談しなくてすいません。しかも、ラパス様と大切なお話をされている邪魔をしてしまって……」
「……」
 背中を向けたままだが、支度の手を止めたユーシスはしばらくの間の後、小さくため息をつく。静かな部屋だ。ユメールの耳にもそれが聞こえ、肩を揺らす。その気配を感じたのか、振り返ったユーシスは、普段は結んでいる髪を下ろしている為、長い前髪が顔半分を隠してしまっている。普段から心など読めないユーシスだ。更に心情は窺えない。
 不安が大きくなったユメールは手をギュッと握るが、言葉は出てこず、ただ真っ直ぐユーシスを見つめる。その瞳は言葉以上に雄弁にユメールの気持ちを表していた。
 ユーシスに嫌われたくない。ユーシスがなによりも大切だと。
 あまりにも素直な瞳にもう一度ため息をついたユーシスは、その音で辛そうに目を伏せたユメールに仕方なさそうに微苦笑を浮かべる。いや、それはユメールに対してではなく、自分に対しての微苦笑だった。
「お前はなにも悪くないだろう」
 目を伏せたユメールはこちらに足を進めるユーシスの爪先を見つめていたが、思ったより柔らかい声音を向けられ視線を上げる。
 三歩で触れられる距離まで近づいたユーシスは、自分の肩ほどにあるユメールの青灰色の瞳を見下ろす。
 深いユーシスの青い瞳を真っ直ぐ見上げるユメールは、吸い込まれるような感覚に陥りふらつく。すぐに腕を細い腰に回し支えたユーシスの銀の髪が頬に触れたユメールは心臓が速くなる。
 少し身体を傾けているユーシスの顔が近く、無意識に手が伸びて頬に触れてしまう。だが、見た目と違い深夜の為に少し髭が伸びてざらついた肌に触れた瞬間、自分の行動に驚き慌てて手を引っ込める。
「す、すいません!」
 あまりに慌てた為、思い切り後ろに反ったユメールはひっくり返りそうになる。だが、腰を支えていたユーシスの手がグイッと力を込めて引き寄せ胸に抱き込んだ。
 すると寝る為に着替えの途中だったユーシスの裸の胸に触れてしまい、更に慌てる。
 男同士の上、今まで散々裸の男に組敷かれても恐怖しか持たなかった自分が、こんなに心臓が高まり全身が熱くなるのか分からずユーシスの腕の中で「あの、すいません、あのっ」と意味もない言葉を口にしながら左右に視線を彷徨わせる。
 どこにも逃げ場などないし、そもそも逃げたいのか分からないのだが、心臓が口から飛び出そうでユメールは最後には直立不動の姿勢で固まった。
 ユメールの腰に回ったユーシスの腕はしばらくそのまま微動だにしない。
 室内には二人の息遣いだけが響く。
 ユメールは目の前にあるユーシスの胸の傷をじっと見つめる。
 どのくらい時間が経ったのか――
 腰に回していた腕に力をこめたユーシスは、軽々ユメールの身体ごと寝台に移動すると先にユメールを座らせ隣にドサッと座る。恐る恐る横を向いたユメールは、長い髪をかき上げ天井を見上げるユーシスの横顔を見つめる。
 その視線を感じたのか、ユーシスは視線だけを向ける。
 怒っているわけではなさそうな瞳。しかし、強い光に腰が引ける。
 ユメールの怯えた様子にユーシスは顔を戻し身体ごと横を向くと、苦笑を浮かべようやく口を開いた。
「困惑させてすまなかったな。……ユメールはなにも悪くはない。まぁ……俺の問題だ」
 右膝を立ててそこに頬杖をつく態勢で斜めに見てくるユーシスにユメールは首を傾げる。
「ユーシス様の……問題ですか?」
「ああ。……ちょっと厄介なことな生じそうでな」
「厄介な……こと……。それは私が先見したことに関わることですか?」
 今までの流れからしてそう思って当然だ。
 ユメールは、自分の先見がユーシスに厄介な事をもたらしたのか、と不安になる。
「いや、遅かれ早かれ分かったことだ。だから、お前が気に病むことはない」
「そう……なんですか?」
 ユーシスの気配が落ち着いてきたことを感じたユメールは少し安堵する。しかし、見つめてくる瞳の光はやはり強く、長い間視線を合わせていられない。目を伏せたユメールは寝台に流れるユーシスの髪を見つめる。
 それが動くとユーシスが僅かに距離を詰めて問いかけた。
「……ユメール。もう一度確認するが、皇子に会う未来は変わらないんだな? その時、お前が怪我を負っていることもないんだな?」
 悔しげな音を感じたユメールは顔を上げると、ユーシスの気配が固く感じた理由が分かったような気がした。多分だが、囮に使ってしまうことをユーシスは納得していないのだろう、と。だが、裏を返せばユーシスが不機嫌になったのは、自分を心配してくれる気持ちが大きかったからだ、と思うと喜びが沸き上がる。
 だが、ユーシスの為になりたいユメールは、心配を散らすために深く頷く。
「はい。皇子に会う時は元気でした。ただ、果物をお土産に買ったのに、どうしてかお渡し出来なくてすいませんと謝っていましたけど……」
 少しずつ、皇子に会う場面が鮮明になりつつある。それは、皇子に会う未来が近づいているからだろう。その光景の説明をするとユーシスは吐息で笑う。
「……確かにカダルも果物が好きだから、街で買っていくつもりだが……街でも何かあるのか」
 ユメールの言葉に返した声音は未来を心配しながらもとても優しく響いた。
 皇子を語ったユーシスを初めて見たユメールは、大切そうな声音に気持ちが沈み、自分の変化に戸惑う。
 それは、センカにユーシスが作戦の為ならば、他人に触れられることがあると聞いた時に似ていて、また大それたことを考え始めている、と自分を叱咤する。
 ――ユーシス様が皇子を大切に想うことは当たり前なんだから……
 ――あんまり大それたことを考えると、ユーシス様に疎まれる
 ――僕は、ユーシス様が望んでくれるように先見をするだけだ
 自分が持ってしまう感情の呼び名を知らないユメールは、自分の中に生まれる気持ちを抑えるように目を伏せる。
 ユメールにとって、ユーシスに嫌われたり疎まれたりすることは、なによりも怖かった。
 ユメールから危険がないと聞いたユーシスは、渋々ながら今度は少し穏やかな声で「分かった」と頷く。だが、立ち上がり畳んだ服の上に置いたいくつかの剣や短剣の中から一本の短剣を選ぶと戻り、床に膝を付くとユメールの手に握らせる。
「これを持っていろ」
 初めて持つ武器は小さいのにとても重く感じた。
「もし、危害を加えられそうになったら迷わず相手を刺せ」
 見上げてくるユーシスの瞳に迷いはない。迷えば自分の命が危ない場面を何度もくぐり抜けて来ている瞳だった。
「は……い」
 両手で短剣を握ったユメールの緊張し震える手をユーシスが上から包む。硬く大きな手から力を貰っているような気持ちになったユメールは手の震えが止まった。
 しばらくそうしていたが、いい加減寝ないとな、とユーシスが手を離して立ち上がるとユメールは寂しさを感じる。だが、手の中の短剣をそのまま持ち枕元に置くと促されるまま横になる。ユーシスも隣の寝台に入ると灯りを消す。
「……おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
 就寝の言葉を最後に真っ暗になった室内にしばらく寝息とは違う呼吸音が小さく漂う。しばらく眠つけない様子のユメールだったがやはり疲れていたのだろう、いつしか呼吸音は小さな寝息に変わった。
 空気の動きが感じられない静まり返った真っ暗な室内。しかし、目が慣れてくると青い瞳は白く浮かび上がっているユメールの寝顔を迷わず見つける。しばらく見つめていたユーシスが起き上がったことにも気づかず深い眠りに入っているユメールの枕元に立つ。
 長い銀髪に縁どられた美貌が、見せたことのない表情を浮かべていた。
「………王を倒すまでこんな感情を持っている場合ではない」
 ユーシスの表情は押し殺した声音通り、自分の中の感情を殺そうとしている。
 微動だにせずユメールを見下ろす瞳には、忌々しく感じる色さえある。
 しかし、しばらくするとその色が変化する。
 忌々しかった色は困った色になり――静かに腰を下ろし美しい顔をじっと見つめる時にはユメールが戸惑った、あの熱い色が浮かんでいた。
 手を上げ、なにか自分に確かめるように頬を撫でるが深い眠りに入っているユメールは気づかない。
 それを確かめたユーシスは身を屈め長い銀髪に隠れる空間を作ると、顔を近づける。
 昼間の衝動的な口づけとは違う。
 その為、触れる寸前で止めたユーシスはしばしユメールの吐息を感じる。
 その時間で何かを決めるように、寝台に付いた手に力をこめる。
 そして、肘を曲げるとそのままユメールの吐息を味わうように唇を合わせた。
 ユメールの眠りを覚まさないよう慎重に合わされた唇。
 角度を変え何度も合わせたユーシスは名残惜しげに身を起こすと短剣に手を伸ばす。
「……必ず守ってみせろ」
 自分の想いを短剣に宿すように強く握り締めると、部屋が薄明かるくなるまでユメールの寝顔を見つめて過ごした。


 そして、計画通りに毒を飲んだふりをしたユーシスとセンカはファラハが戻る前に床に身を横たえる。
 ユメールは深く深呼吸すると立ち上がり部屋の外に出た。
「ユメール様?」
 すると新しい器を持ち戻ったファラハが声をかけた。
「ユーシス様とセンカが!」
 取り乱した演技をするユメールは心臓が飛び出そうなほど緊張していた。これからどうなるかはまったく分からない。
「お二人がどうなさったんです!? まさか……」
 ファラハは演技とは思えない心配げな様子だ。
 その様子に人間の醜さを思い知らされながらユメールは演技を続ける。
「突然倒れて……食事はあなたが気をつけてくださったのに」
 すると、ファラハは口角を上げた。ユメールの為の器が乗ったお盆に視線を落とし――上げた時には楽しげな表情を隠していなかった。
「この毒は即効性ですからね」
「あ……なた……」
 懐から小さな瓶を取り出し見せたファラハにユメールは後づさる。
「ユメール様の先見、逆に利用させてもらいました」
「っ、あなたが裏切り者ですか!?」
 知っていることだが、確かめる為に口にしたユメールにファラハは悪びれずに頷く。
「そうですわ。なんとか王に取り入る術はないかと思っていたところに、最高の手土産が現れて感謝してます」
 ファラハは笑顔を向けると角の向こうに視線を投げる。
「本当に、良く連れて来てくれたわ」
 すると、ユメール達をこのアジトに連れて来たサンザが現れた。
「ラパスにも盛った?」
「……ああ」
 共犯者がいるとは思っていたが、ラパスから信頼が厚いこの男が、とユメールは目を見張る。いや、信頼が厚いのはファラハも同じだ。
 だから、ユメールはあの時、ラパスに紙を渡したのだ。
【裏切り者はファラハ、彼女の出す食事は決して口にしないよう】と。
 しかし、サンザがラパスに毒を盛ったとなると――大丈夫だろうか? と不安になる。しかし、すぐに素早く近づいたサンザに口を塞がれる。
「見つかるとマズイんでね、失礼しますよ」
 ユメールの抵抗など易々封じたサンザは躊躇いもせず鳩尾に拳を叩き込んだ。
 一瞬にして意識が途絶えたユメールは、そのままサンザに抱えられて連れ去られた。





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